今回、広畑センチュリー病院では、運用している電子カルテベンダーから紹介を受けた日本電算設備に院内ネットワークの構築を依頼しました。日本電算設備はネットワークの調査から着手し、新たな機器としてルータとワイヤレスLANアクセスポイントを Cisco Designed シリーズで提案。また、セキュリティ機器もシスコ製品に統一するかたちで無事採用されました。
日本電算設備株式会社大阪支店営業部マネージャーの河端敦匡氏は次のように話します。
「故障が多いとお聞きしていたルータを念頭におき、病院の物理的な全体構成から調査を始めました。プロジェクトは2016年3月頃に始まり、およそ3ヵ月ほどを経て6月に完了しました。
病院の拠点が数ヵ所あり、ネットワーク構成が込み入っていたので、調査に1ヵ月ほどかかりましたね」
名古屋営業所マネージャーの橘本和幸氏は、次のように付け加えます。
「ご依頼の内容や調査結果を見て、単にネットワークを更新すればよいという話ではないことはわかりました。ネットワーク上にどのようなシステムが載っているか、病院側とすり合わせていく中で、我々の総合力を活かす形で対応できる部分がいろいろありましたので、トータルな形でご提案をさせていただきました」
Cisco Designed シリーズを提案した理由について、大阪支店営業部マネージャーの村田和広氏は次のように話します。
「全体の予算をコンパクトにまとめる必要があったことと、機器の品質をより高めたいという条件に Cisco Designed シリーズが合致したのです。 Cisco Designed シリーズについては以前から情報を集めていて、ルータは事前に評価機を借りて検証も行っていました。シスコ製品の故障率の低さなどもこれまでの経験からよくわかっていましたので、ルータに加えて院内のワイヤレス環境の強化を合わせてご提案し、ご納得いただけました」
石橋氏は、日本電算設備の対応を高く評価しています。
「とても誠実にご対応いただき、ネットワークの調査や障害の原因追求を通して技術面でもしっかりしていると感じました。ご提案の内容もシンプルで、ひと目で良いものだとわかりました」
ネットワーク機器の品質向上と全体の見直し、そして対応ベンダーの一本化により、広畑センチュリー病院のICTインフラはこれまでの課題をすべて解決しました。稗田氏は、日々の対応や問い合わせの負担が大きく減ったと話します。
「以前はトラブルの内容によって問い合わせ先が違っていましたが、今は一本化されてスムーズです。電話でもすぐに回答をいただけますし、必要な資料も速やかにご提供いただけるので、とても助かっています。止まっては困る基盤なので、安心感が大きく高まりました」
今後は、ネットワークの冗長化などインフラのさらなる強化、改善のほか、安定したネットワークを活かしたビデオ会議の利用促進なども検討していくとしています。
石橋氏は次のように話します。
「患者様のためにもしっかりしたインフラができたことは何よりです。今ならここまでのことができるとわかりましたし、すごく便利になってよかったと思っています」